映画トランスフォーマー、見てきました。
感想はあとで(ネタバレ回避の形で)書こうと思いますがとりあえず


……いや、見に行かなかったら嘘だろ?


以上。(終わるな


ちなみにムービックスさいたまいったらもう満席に近かったんで思わず電王にしようかとチケットカウンターに並んだその瞬間まで悩んでたのはナイショだ。


では以下ネタバレ対策反転。


で、感想ですが。
さんざん「脅威の映像世界!」と宣伝しているだけあって映像は凄かったですよ。細かいパーツがばらばらと移動しつつ一定の形を組み上げていくそのシークエンスを描くのにどれだけの労力がかかってるのか、考えたくないほどです。
「画面で何が動いていても何の違和感もない」というレベルは当然と思われがちですが、本当はとても凄いことなんだと再認識
その一方で爆発シーンや砂塵などはほとんどが実写だそうで、マイケル・ベイ監督のこだわりを感じます。


反面ストーリーはそんなにひねってませんね。このあたりは小説も出ていることですので詳細はパスしますが、TF(というよりアニメ第一作、さらにいうとG1初期玩具シリーズ)を知らないと「?」となってしまうシーンもなくはなかったり……。
あとバンブルビーとサムの交流なんですが、ラジオの選曲が日本人にはわかりにくいかな。洋楽知らないと何やってるんだろうってことになりかねないので注意です。


あとはですね、全編通じて細かいギャグが多くて、どうもフレーバーとして許容できるレベルを超えているような気がします。気になる人にはものすごく気になるんじゃないかな? ギャグよりTFを見せろよ、と。


ここからは見所&突っ込みどころを箇条書きで。あ、悪意はゼロですのでそこんとこよろしく。あと整理されてないのも勘弁してください。


まずはTFサイド……


・「自由はすべての生命の持つ平等な権利」とはオプティマスの根源的な理想で、それこそG1トイ時代から語られていることではあるのですが、それまでオプティマス自身が自分もことをほとんど語っていない中での台詞なのでちょっと違和感。
その理想だけで人類に肩入れされてもなぁ……まあこのへん、「ゴーストオブイエスタディ」を読んでるとしっくりくるんですけどね。
歴代コンボイはどこか自分の理想を人類に反映しているようなところがあったから、正当なコンボイとしての考え方かもしれませんが。ってーか、結構思い込み激しいのよねあのヒト。


・スタスク&メガ様、数千年来の再会のシーン。「キューブをバンブルビーに奪われちゃったんですよー」「またしくじったのかスタースクリーム!」って、数千年ぶりに会ったのに「また」呼ばわりされるスタスクもスタスクだけどw このあたりも原作知らないと何で? って思うよね。映画内ではこのふたりこのシーンで初めて出会うんだから。


・ラストシーン。倒れたメガトロンに「すまない、わが友よ。こうするしかなかったのだ」と声をかけるオプティマス。思わずスパリンを思い出しました。でも映画内ではこのふたりの関係もほとんど語られないので、やっぱり違和感。


・米空軍のF22を空中戦で次々と撃破していくスタスク。格好は良いんですが戦局にあんまり寄与してない辺りが、やっぱりスタスク。


・まさかのアクロバットシューティング、まさかのブースタンド。アイアンハイドのバトルは必見です。……なんですが、実は今回一番個体識別がしにくかったのがアイアンハイドでした。実はさらにその上を行くのがジャズだったんですが……、本格的なバトルに入る前に(涙


・スタスクの爆撃で足を失ったバンブルビー。呼んでも来てくれない看護兵は放っておいて、ここで大活躍したのがロングアーム! 変形こそしませんけど!
きっとバンブルビーと「この女結構行動力あるよねー」「そうなんだよ、サムもおいらも振り回されちゃってさぁ……」なんて語ってたに違いない。
あれはロングアームじゃなくて、ロングアームに良く似たただのレッカー車だなんてことはないに違いないと信じておりますハイ。


・司令官。どう考えても目立ちすぎですアナタw 立ち居振る舞い以前に色が凄いw
頭部にマスクギミックが設定されていたことにはちょっと驚きましたが、考えてみれば納得。


・今回いちばんおいしかったのがフレンジー。サウンドウェーブの出番奪ったのはアレですがあの活躍はサウンドウェーブでは出来ないわ^^; 諜報破壊兵はほんとに重宝しますね。……すいません。


・レノックス部隊相手に散々立ち回って見せたスコルポノック。最終決戦はすっぽかしたらしい……
市街戦でも充分活躍できたと思うんですが。


・同じくバンブルビー&サム相手に存在感を見せ付けたバリケード。おまえ最終決戦はどこにいた。召集かかってたのに画面で見た記憶がありません。まさかボンクラとデバステーターを先導しただけ……?


・そのボンクラ。オプティマスと同クラスの体躯で挑みかかるシーンが良かったですよ、フォーク? も自在に活用してましたし。でもね……。やられるの早すぎたよね……(涙


・やっぱり名前変えられてたデバステイターことブロウル。なんだかスタスクが空で遊んでる&ブラックアウトがなかなかこないせいで思っていたより活躍のシーンが長かったので嬉しかったですよ。
そして強い! デバスターに名前変えられたのもこれなら許します。


・序盤一発目のブラックアウトの変形は「あの音」付き! でもすべてのトランスフォームがあの音でなかったのがちょっと残念です。


・「俺様」じゃなくて「ワシ」と言って欲しかったな、メガトロンには。


・とりあえず庭を荒らさないでください。異文化交流のお約束です。
あとチワワを撃ってはいけません。


・TFに潤滑油引っ掛けるのがタブーなら、人間に潤滑油引っ掛けるのもタブーです。


・つかバンブルビーさん、人間の下品さは学習しなくていいです。



こっから人間サイド。


・サム。「犠牲なくして勝利なし」、ラストシーンは格好良かったです。人間の成長って時間には比例しないよね、と遠くを見上げて呟いてみる。


・ミカエラ。どうもスタイルばかりが強調されがちなミーガン・フォックスですが、劇中ではそれほど目立ちません、というかサムが見てなきゃ誰も見てない罠。行動力ありすぎなヒロインでした。


・レノックス大尉&エプス軍曹ですが、劇中では「特殊部隊」と呼ばれてますがカタールでエプスが着てたTシャツの通り空軍所属。だからこそF22に対する対地攻撃の指揮も出来る訳ですね。武装はM32リボルバーランチャー、フロントはRISみたいなレイル付き、ストックはM4用のがついてましたね。このタイプのストックが欲しいんですよね……あ、映画と関係ないですね。
レノックス大尉が乗ったバイクは多分アーシーじゃないですw にしても大尉、格好良すぎでした。


・政府組&マギーチーム、ラストバトルが凄すぎたせいで印象薄くなってる感がありますがw 紙製ファイルが一杯ある中で火炎放射器使うシモンズはやっぱりどこかキレてます。おじいさんは偉大だったのに。



さて色々書きましたけれど、はっきり言って期待してなかったというか期待するのが怖すぎた映画なだけに思い切り裏切られた感じです。今回は吹替え版を見ましたが、字幕版を落ち着いた頃にもう一度見に行きますよ。
……その前に電王ですけどw


というか本当は今日アイアンハイドと前売り券付属のリペイント版バンブルビーの紹介をしようと思ってたんですけど
時間はないし頭痛いしという状況なので止めておきますすいません。


……つかキーワードリンクのあるはてなで反転するの大変……。