ロボットマスターズ G1コンボイ

正式には15日発売だった筈ですが、地元でも売ってたんでよしかなと。


今回購入したのはDVDつきのバージョン。DVDはまだ見てないので、今回は本体のインプレッションをば。
内容としてはコンボイ1体にコンボイガン、エナジーアックス、ミサイルランチャーが2門と専用手首がふたつつきます。僕の知識ではこのランチャーが新規デザインなのかどうかはわからないのですが、どうにもコンボイ本体とは馴染まないデザインです。……ミサイルも妙に突き出してますし。
可動個所は首、肩、上腕、肘、股関節、膝。変形機構は旧デザインにマスターピース版をミックスしたものだそうで、かっちりとまとまった感じを受けます。配色は渋みのあるメタリックレッドに落ち着いたシルバー、ブルーの部分は成型色です。胴体部分はクリアー成型で、窓から内部が覗けます。ただ、マトリクスは付属しないので、中を覗きこんでもがらんどうでしかないのが残念。
可動範囲はそこそこ広く、腰には変形時の干渉を避けるためか腰後ろで上下に可動軸が儲けられており、頭部の可動とあわせて上空を仰ぎ見るポーズが自然に決まります。もちろん見る角度は限定されてしまいますけど。
ただ残念な点もいくつか。まずプロポーションですが、変形の都合で下腕が若干長めで、少々間抜けな印象になってしまっています。それとこれも収納の都合から、首の位置がかなり前よりになってしまっており、そのうえ頭部全体も前後割りの一発成型なので、特にマスク周りのディテールがかなり甘くなってしまっています。せめてマスクだけでも別パーツにしてくれていれば、かなりシャープな印象に出来たのでしょうが……、もっとも、これはこれでG1コンボイの模型表現としては正解なのかもしれませんが。
ビークルモードはかなり小さくなってしまう点を除けば素晴らしいのですが、やはりクリアーパーツの窓がネックになってしまっています。このトイではわき腹の部分がバネで胴体と接続されていて、腕部を胴体に収納する際わき腹の部分が胴体内部へと収納される仕組みになっているのですが、収納されたわき腹部分が窓から丸見えなんですね。しかも中途半端に収納されているものだから、美観を損なってしまっています。
可動範囲はそこそこ広いと書きましたが、脚をハの字に開こうとすると前輪とバンパーが干渉してしまい、ほとんど開くことができません。つま先が可動しないのは致し方ないとしても、ここだけはなんとかしてほしかった……


いろいろ文句ばかり書いてますが、変形ができて可動もする初代コンボイのトイとしてはきわめてよく仕上がっているということができます。コンボイのトイは欲しいけれど、マスターピースはいかんせん高額ですし、ほとんど動かない旧トイ(復刻版)では満足できず、かつ変形しないアクションフィギュアなんて論外……という方は少なくなかったのではないかと思います……僕もそうですから(笑 そういう方にはこのトイは、トランスフォーマートイとしては異端ではありますけれど、おすすめできるものではないかと思います。個人的にはコミックス「トランスフォーマーG1」のコンボイの印象が強いので、もう少し胸部のエッジが鋭角でも良かったんですが。あとコンボイガンが収納できれば最高、ってこのサイズにそこまでを望むのは酷ですけどね(^^;
こうやって新シリーズで旧キャラクターのリファインをやってくれるのも嬉しいですが、どうせならガンプラのMGみたいに、スタンダードサイズでリファイン版をどんどん出してくれるとうれしいんですけどね……、それはいくらなんでも贅沢ですか。