折角大小買ったんだし、ということで居合の本など購入してみました。
無論道場に通う訳でもなく、居合練習刀を買った訳でも無いのですが。


とりあえず4畳半のマイルームで大刀振り回すのは無理なので、脇差を使って抜き付けの練習などしているのですが
これが中々難しい。何事も基本が一番難しいとは良く言った物です。
形だけならなんとかそれらしきものは出来るのですが速度が伴わないし、速度を出せば形が崩れる。まあ練習していけば何とかなるのでしょうが、今日一日刀振っただけでも工夫の余地が様々に見えて来る辺り、居合に限らず武術って奥深いなあとか感心してみたりして。


それと面白かったのが居合の様々な型(技)の殆どが実戦を想定しているという点、武術なので当然といえば当然なのですが、凡そ座った状態からでもあらゆる状況に対応できるようにという工夫と切実さ(!)が僕のような素人にも伝わってきて面白かったです。正座して礼をしつつ抜き打つ暇乞なんて業まであるのにはちょっと笑ってしまいましたが^^;


にしても、近年の研究で日本刀の兵器(ここで言う兵器とは個人用の武装のことではなく、軍隊の装備として統一的に運用される武器のことを想定していますが)としての有用性は大分疑問視されているところではありますが、こうやって実際に刀(模造刀ですが)を振ってみるとやっぱり刀ってのは独特の魅力があるなあと思いますね。
まあ、武器ってのは大抵そうなんですけど。ライフルしかりハンドガンしかり、機能を追及すると美しくなるのは何故なんでしょう……
ということをかつて博物館で中世の拷問器具を見た際にも思ったんでした。でも、結局同じことなんでしょうけどね。