なんだか散々な週末でしたよ……
正直明日会社行きたくないですが行かん訳にも行かんしなあ……


で今週末唯一良かった出来事がこれ。



東京マルイ製シグ/ザウアーP226レイル、フレームのみオリーブドラブにしたオリジナルバージョン。
レッグホルスター買いにフロンティアさんに行ったら特価、しかもラス1ということで思わず購入した一品です。


まずは判ったような判らないような実銃解説から……
P226はシグ/ザウアー共同開発の傑作P220を米軍のサイドアームトライアルに合わせて仕様変更したもので、マガジンをシングルスタックからダブルカアラムに変更、マガジンキャッチをトリガーガード付近に移したモデルです。トライアルではベレッタM92と共に最終選考まで残ったものの惜しくも落選しましたが、性能の高さは認められていて特殊部隊やFBI等に採用されています。
……余談となりますが、この米国陸軍サイドアームトライアルでベレッタM92が採用されたのは政治的理由だと良く言われています。ただ対抗馬たるこのP226にも不満はあったようで、デコッキングレバーはあるもののマニュアルセイフティが無い点が不評だったとか何とか。
実際に銃を持ち歩く……特に「常に戦闘状態にある状態で持ち歩く」場合、マニュアルセイフティとデコッキングメカではどっちが有効なんでしょうね。どっちも組み込む、なんて言い出すと某ソーコムピストルみたいになる訳ですが……
ガバメントのようにデコッキングメカが無いとデコックするのが大変ですし、デコッキングメカだけだとコック&ロックが出来ないのが難点、とまあ一長一短だとは思うのですが。しかし「銃は未使用時には必ず安全な状態に保つ」という原則を適用するなら、マガジンを抜いてチャンバーから弾を排出しておくのが鉄則ですから、デコッキングよりはマニュアルセイフティのほうが実用的なのかも知れません。いちいちスライド引いて弾を排出する手間はありますが……


もうひとつ余談。
別にベレッタを貶す訳ではないのですが、実際にM92がどれだけの評価を受けているかと考えると、特殊部隊や法執行機関といった「実際に拳銃を使用する可能性の高い部隊」(一般の歩兵部隊なんかでは通常拳銃はほとんど使いません……)でのベレッタの採用率が低いことを考えると、ちょっと考えてしまいますね。
特務部隊や海兵隊などでは威力重視でガバや45口径が撃てる拳銃、もしくは多少高価でも性能の高いP226などを独自採用する例が多く、また法執行機関でもSWAT等では同様の兆候が見られ、一般の警官だと扱いやすさからグロックをチョイスする例が多いと聞いています。
米国陸軍正式銃ということで知名度は高いベレッタですが、実際の使用率ではちょっと押され気味……という感じなんでしょうか。


さてトイガンです。
実はこれがシグ/ザウアーの銃としては初めて購入したトイガンになります。P220シリーズは各社から多くモデルアップされてますけど、どうも食指が伸びなかったんですよ。
で、実際購入してみて気付いたのは「ああ、この銃って背が高いんだなあ」と。
実際ガバと比べても目測で8ミリくらい背が高いです、なのでおかしな話ですがSVインフィニティと比べても「ごつい」と感じてしまいます。だからあんまり興味が無かったんだと思いますね、最近はガバ系のすっきりしたフォルムが好みなもので。
フレームは前述のようにOD色ですが多少こすっても色落ちなんかは無いようです。いかにも軍用、という演出になって良いですね。グリップはダブルカアラムながら握りやすくて良い感じ。というか45口径のダブルカアラム、しかもグリップセイフティ付きに慣れてれば9ミリのダブルカアラムを細く感じても仕方ないかもしれません。でもベレッタは握りにくいと思ったしグリップデザインの妙もあるのでしょう。
スライドストップ、デコッキングレバー、マガジンキャッチはいずれもいずれも親指で操作できる位置にまとめられていて非常に操作しやすいです。特にスライドストップの操作感が良いですね。あまり興味の無かったP226ですがこのあたりのメカは触ってみたいと思っていたので、期待通りの操作性に満足してます。


安かったから買ってみたP226ですけど、これはこれでいろいろと面白いガンだなあと感じます。じゃあP220シリーズを集めるかといわれたらちょっと考えますが。
次は来週発売予定のマルシンモーゼルですね。大丈夫かなあ、マルシンだからなぁ(笑 と言われてしまっている製品ですが、これで感触が良かったらP210(もちろん8ミリモデル)の購入も検討しようかと思ってるので、好フィーリングであることを願ってます。