別に興味も何もなかったのですが某国営放送の某国民的人気番組(だと言い張っている)であるところの某年末歌謡番組(そういえば去年は民放で歌番組やってたっけ?)で大騒動を巻き起こした某DJ(実は騒動がニュースになるまで名前すら知りませんでした)が自分のブログで騒動に反論したというニュースが目に入ったので読んでみた訳なのですが。
ふむ。要旨としては「あの表現は(自分の考えでは)美の表現」であり、それを理解できず批判する人たちは「物事を一面からしか見られない可哀想な人」ということであるらしい。


ここまでニュース記事で読んでもうその先を読む気を無くしたのですが(苦笑
こういう言い回し、どっかで聞いたことあるな……と思ったら前首相の言葉とそっくりなんでした。批判に対するに批判をもってするやり方ですね。何の中身も無いが言葉だけは雄弁っていう。


「ヌード、ポルノは芸術」という見方は構わないし、それを表現することも否定はしませんが、この手の連中はしばしば「自分はこう思っているんだから」と自分の価値観を訴えつつ「それを理解しない奴は(このDJの言葉を借りれば)可哀想」と他人の価値観を否定する。自分の寄って立っている場所を自分自身で突き崩していることも気付かぬままに、自分を否定する人間を自分以下の存在と貶めることで勝者面する。それは批判というより逃げであって、実は孤高ですらない。孤高ってのは逃げじゃないからね。突き進んで突き抜けた結果周りに誰もいなかったってのが孤高なんですよ。
こういう連中が一番くだらない。ヌードやポルノが嫌いかといわれれば好きだと答えますし、彼の音楽性や(広い意味での)アーティストとしての表現を否定するつもりは毛頭ありませんが(とはいっても歌聴いたこと無いんですけど……)、この発言だけはいただけないなと、そう思った次第で御座います。


怒りに任せて書いてしまいましたが、この件に関して別に議論するつもりは無いです。なぜってめんどうくさいから。はい、僕もくだらない人間の一人なのでした。w