仮面ライダー×仮面ライダー ダブル&ディケイド MOVIE大戦2010

本日ようやく観て来ました。
今日観に行かないともうチャンスがない、と今日の朝気がついたので(ぉぃ


まあもうネタバレOKでしょうからネタバレ全開で感想など。


仮面ライダーディケイド<完結編>


しょっぱなから反則技・その1

テレビの最終回なんて忘れたでござる!


しょっぱなから反則技・その2

「俺空飛べないんだよね。ホーミングする技ならあるんだけど」「じゃあ空飛んでるやつロックすれば良いんじゃね?」
ということでいきなりスカイライダー撃墜→クロックアップでスーパー1撃破→カブトは有無を言わさず撃破。
もともとカブトはストロンガーの案もあったようですね。映画終わってからパンフレット買ったので、まだ全部読んでないんですが。


・相変わらずツンデレ海東さん

なんか海東さん見ると安心する自分がいるw
しかししゃべり方が微妙にフィリップとかぶってるな、とダブル見て気づいた。


仮面ライダーJ
重宝ですよね・・・やられ役としてですけど・・・
G4ギガント→サイドバッシャーのコンボで撃墜しましたが、カードの音声がなぜかジェットスライガーに聞こえてびびったw
火力で言えばジェットスライガーもサイドバッシャーと遜色ないんですけどね。


イカでビール

またそのネタを拝めるとは思わなかったw
鳴滝さんのおでん屋の似合いっぷりにも吹きました。琉ちゃんって誰のことかと思ったら、おじいさまでしたか・・・


・タックル

方々で言われてますけどやっぱりあのデザインはなぁ・・・
歴代ライダーたちは、他媒体での出演も多いので「こういうものだ」という認識が出来上がってるからいいんですが、タックルに関してはほぼ忘れられてるので、違和感バリバリでしたね。


・「誰も私を見てくれなかった」

昔、城茂という人がいてですね。
仮面ライダーSpiritsのストロンガーの回を思い出しました・・・まああの回は実質ゼクロスの顔見せだったので、いささか不遇な感はありましたが。

死人ネタは士の復活、それにダブルとも絡めているので上手い配置だとは思いますが、やっぱりタックルのデザインが・・・
ちなみに原作? でもタックルは死亡してます。ウルトラサイクロンで自爆・・・


・士を撮る夏海/カメラを投げ捨てる士

単に士の変心を描くエピソードだとしか思ってなかったんですが、後で効きましたねー。


・VS龍騎ブレイド

敵対していてもFFRされちゃうんじゃ勝ち目ないよね・・・
ブレイドの声についてはぜんぜん気がつきませんでした。ウェーイとか言ってくんないとw


・「俺が最後の仮面ライダーになってしまった」

海東さーん!


・「世界を救うためなら、究極の闇にでもなってやる!」

いやあんた黒目ですから! ほうっておいたらあんたが世界を滅ぼしますから!


・「アルティメットだか知らないが、俺はすでに究極を越えている!」

よい子のみんなはスペックノートは見ないでね。


仮面ライダーキバーラ

ベルトにキバーラが埋まってて吹いたw
ベースカラーが白なのでシンプルに見えますが、腕と脚にはアーマー付ですね。
二の腕と太股のアーマーをなくして細く見せているのは流石のデザインだと思います。


・あえて刺される士

ライダーの死亡シーンで刺突は良く見る気がします。
斬られただけだと普通の戦闘シーンの延長でしかないので、致命傷もしくは大ダメージを演出しやすい、ということでしょうか。

そしてぶっ壊れたディケイドライバー・・・リペア機能もあったのねw


・士の写真を探せ

スーパーショッカーって大首領が出てきてない上に、人数もそんなにいそうになかったから、どうしてもおじいちゃんが趣味で復活させたような気がしてしまうw


・帰るべきところ

覚えていれば、それはなくならない。
このあたりは電王で一回描かれてますから、あまり違和感はなかったですね。
思い出の写真を通り抜けるたびに実体化していく士のシーンはよかったです。
士の心からの笑顔を見たのも、ずいぶん久しぶりですねー。ひょっとしたら初めてなのかも。


・通りすがりの仮面ライダーだ!

今更ですよ鳴滝さん・・・
ここからは一気にバトルモード。
全ライダー参加しての集団戦ですが、とにかく約一名が目立っていたなーという印象。やっぱり声優さんは声もいいし、オリジナルキャストだと印象も違うよね。


・ファイナルフォームライド・ディケイド&オールライダーズ

こっそりスーパークライマックスになるモモさん。ライナーどうしたw
クウガライジングアルティメットでしたね。ほぼワンカット程度しか映ってませんでしたが・・・


・ドラスタコ殴り

なぜかパンチするシャイニングアギトが妙に気になりつつ、なんかでかいの来た→ダブルへ。
まあ知ってたから良いようなものの、大騒ぎする子供もいたとかいないとか。まあ前科ありますし・・・


仮面ライダーダブル ビギンズナイト

・クリスマスなんですよ

この雰囲気がダブルだよなー、と一発で場面転換させるのは凄いといっていいと思うのですよ。


・半人前に帽子は似合わない

誤:半人前に帽子は似合わねぇ
正:半ズボンに帽子は似合わねぇ


しかし帽子投げはびっくりした。合成にも見えなかったし・・・


・死んだはずの男・鳴海壮吉

目の前の事態にも対応しなきゃいけないし、亜樹子のことも気にしなきゃいけないし、おやっさんに手を上げることもできないしフィリップを黙らせることもできない、となれば負けて当然の翔太郎でした。
帽子をかぶりなおすしぐさがいちいち格好良かったですね。これは吉川さんの格好良さを、永徳さんが上手く拾い上げている結果なのかなと思います。


・怪しい神父

怪しすぎて疑う気も起きないよね。^^;


・ビギンズナイト

いろいろと面白い展開。
ロストドライバー&ダブルドライバーはフィリップ作ではなかったということ、ダブルドライバーの役割、ファングメモリ、等等。
しかしなんといっても見所は吉川さんのアクションですよねー。格好良すぎます。


・「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」

それどこのテロリスト・・・


・マスカレード

アップでも映える男、それが次郎さん!


・「拳銃を作っている工場の従業員は犯罪者か?」

なんとなくウィンチェスター邸を思い出した。


・ファングジョーカー

本当に顔見せだけでしたが、初変身で戸惑う翔太郎に任せるよりは、フィリップ主導で戦えるファングジョーカーのほうが良かったという判断でしょうか。
・・・まあフィリップも初変身なんですが。


・翔太郎の知らない、もうひとつのビギンズナイト

フィリップの名前はマーロウから取ったものでしたか。
ちょうど今チャンドラーばっかり読んでいるのでちょっと驚きました。たしかにマーロウもその「兄弟たち」も、人の忠告なんて聞かないしなw


・半端に決断した罪と、何も決断しなかった罪

ふたりで贖罪していくしかない存在、それがダブル。
罪を背負っているのはドーパントだけじゃない。罪を数えるべきなのは、むしろ自分たち自身。
普段はああですけど、時折見せるシリアスさがダブルの魅力のひとつですね。


しかしここでとっさに、ダブルの最終フォームはディサイド(決断)かなあと思ったけど、それだとディケイドとかぶるし、Dメモリは今回使っちゃってるから無理ですよね。
同じ理由でディテクティヴ(探偵)も無理だなあ。
あんまり強そう強そうなメモリでないほうが面白いと思うんだけど。


・やっぱり神父が犯人でした

やっぱり過ぎて突っ込む気も(ry


・「本物のおやっさんは、俺の心の中で生きているおやっさんだけだ!」

かっこいいんだけど、それって荘吉さん死んでるって聞こえるんだけど・・・


・実はダミーでした

ある意味、最強の能力なんですけどね。
やってることはセレブ軟禁して入れ替わって食い放題って、そりゃスリッパではたかれますわ。


・幹部3人

何しに出てきたんだ・・・


・タイヤになるでござる

そして舞台は最後の戦いへ。



MOVIE大戦2010


・「俺は」「俺たちは」「通りすがりの」「ふたりでひとりの」「「仮面ライダーだ!」」

演出は格好良いんだけど、片やデカブツに終われ、片やタイヤを追いかけ、と書くとなんか笑える。


・確か、仮面ライダーディケイド

フィリップがディケイドを知ってるのは、夏の映画のせいなのか、あるいはとっさに検索したのか。
なんとなく後者のほうがいいかな・・・


・FFRオールライダーズ

こういう小ネタももう最後だと思うと寂しいですね。海東さんひでえw


・ハードマンモシャー

なんというか、これのおかげでディケイド霞んでるんですけど・・・


・アルティメットD

他人を乗っ取り続けていたら、乗っ取られてしまったでござるの巻。
にしてもぜんぜん強そうじゃないんですが・・・


・「切り札はあるんだろうね」

切り札はあんたの左半身だw


・ファイナルフォームライド・ダブル

霧彦さんの願いを先に叶えてしまったw
最後はダブルキックならぬトリプルキックで締め。


・「シニガミハカセェ!」

それ、ありなんだw


・別世界のスカル

うまい。うますぎるくらいの締め方。
スカル、荘吉の件に一応のけりをつける意味でも上手いし、実はディケイドにも関わってくると思う。
その理由は↓で。



・ディケイドに物語はない

物語というものは、いつか忘れ去られる。
忘れられないためには、続編を作るか、あるいは「紹介」をしていくしかない。ムックとか、写真集とか、おもちゃとか、カードとか。


でも、続編以外のものに、「物語」は、ない。
紹介するだけのものに、物語は要らない。だって、物語はもう、完結しているから。それ以上のことをしようとすれば、それはもう彼ら自身の物語を、再び紡ぐか紡ぎ続けるかの選択肢しかない。


だから、ディケイドに物語は「ない」。
10年目にしてすべてのライダーを振り返るべく現れたディケイドに、物語はいらなかった。


でも、ディケイドには物語が「ある」。


それは、彼もまた「仮面ライダー」だったから。


彼もまた、改めて語り継がれるべき「存在」であるから。


もしかしたら、士には自分の世界なんてないのかもしれない。
彼に必要なのはとどまるべき自分の物語ではなく、通りすがるべき他人の世界の物語だったから。


だけど、それゆえに、士の旅は終わらない。
通りすがるべき世界がある限り。
それは、ダブルの世界だってそうだし、スカルの世界かもしれない。
もちろん、今後現れるライダーたちの世界かもしれない。


だから、またどこかできっと、この台詞が聴けることを信じています。




「通りすがりの仮面ライダーだ!」





・まとめ


ということで。


最後はちょっと感傷的になりましたが、とにかく楽しめました。夏とは大違いだw
もう一度見に行きたいのですが時間的に無理なので、DVDを楽しみに待つことにします。


平成仮面ライダー10周年企画として誕生した「仮面ライダーディケイド」。
いろいろな話題をはらみながら、結果として平成ライダーの中でも特異な、ひときわ印象強い物語となったと思います。
なんといいますか、結局超電王は観に行けなかったしDVDもまだ買ってないんですけど、ディケイドの映画やるっていったら行きます、みたいなw 今回もぎりぎりになって見に行った人間の台詞じゃないんですがw


そしてダブル。
まだまだこれから続いていく(そういえば全何話なんでしたっけ・・・?)作品だけに勢いがあり、自分の勢いを保ちつつディケイドに合わせた感がある、というかディケイド乗っ取ってね? というw
むしろ今回示された謎なんかも多いので(荘吉の依頼人とか、ダブルドライバーの製作者とか、おじいさまはなんだってあんな屋台で飲んでたのかとか(←最後のは関係ねぇ)これからの展開にも期待しています。


とにかく個人的には満足満足。
もう少し早めに見に行くべきだったと反省しています。