HGUCマラサイなんですが
とりあえず問題になりそうな点を4点ほど。


まず口腔部。パーツ分割が単純な横割りのため継ぎ目消しが非常にやりにくいです。ここはスリットのパーツを削り落として市販のパーツをはめ込んだほうがいいかと。
次に右肩シールドのジョイント。ポリキャップの軸が丸見えなので、軸を少し削って薄手のプラ板を張ってやると隠せると思います。
あと脛部分。分割ラインを左右どちらかの段差に寄せておけば継ぎ目消しの手間を省けたんですが……。ここは気合で何とかするしかないかな。
最後に、前にも書きましたが、なんで左手用のサーベル握り手がついてないのか。折角の設定が活かせませんよこれでは。開発者出てこい。


とまあ細かい点で配慮不足というか、どうしちゃったのと思う点もあるにはありますが、それ以外では歴代最高のHGUCと言っても過言ではない完成度だと思います。
頭部のバルカン砲周辺や、脚部の意外と複雑なラインなども別パーツで上手く再現されているのが見事ですね。頭部のアンテナは軟質パーツですが、これは安全面からも致し方ないかと。いつものようにフラッグを切り飛ばせばシャープなアンテナになります。引き出し式の肩関節が採用されているのも、ライフルと両手で構えるシーンが印象的なマラサイには嬉しい配慮ですね。
前々から話題になっていた手首パーツは、抜きの関係で若干モールドが甘くなってますが、それを気にしなければ非常に良い雰囲気を出してくれてます。これが今後のスタンダードになるかどうかはわかりませんが、個人的には賛成ですね。ライフルは手首にピンで固定するようになっていて、構えてもぐらぐらしないのが嬉しいところ。サーベルもきちんとビーム刃のパーツが付属しています……が、2本はいらないよなあ。手首ないんだし。(毒


ともあれ……このマラサイが、新たなるHGUCのスタンダードになって欲しいですね。最終的に値段が200円ほど上がっちゃったのは残念でしたけど、Zファンは必携の一品かと思います。