そういえば結局買ってたんですけど写真アップしてませんでした。KSCのCZ75セカンドバージョンです。



セカンドバージョンというのはKSCにおける分類で、いわゆる「初期型」に対してレール周りのデザインを変更したものがこのセカンドバージョンとなります。後期型、と言ったほうが通りがいいのかも。
CZ75というととかく初期型が凄くて後期型はねぇ……なんて話が出がちですけれど、僕はこの後期型のほうが好きだったりします。一説によると(というのは、何分共産圏の銃なので資料が少なかったり混乱しがちで色んなことが方々で言われてるからなんですが……)「落っことしただけでスライドが曲がる」初期型よりは、剛性向上を兼ねるデザイン変更を行い、品質は下がったけれども安価になった後期型のほうが軍用銃としては優れているんじゃないかなと思うわけです。個人用、もしくはレースガンとしての評価を下すならまた違った結果になるんですけどね。護身用としては……どうだろう^^;
まあ初期型は初期型で味のあるデザインですし、射撃精度が優れていることは諸説一致しているんですけどね。ただ初期型の信者さんには、かのジェフ・クーパーの賛辞は「この銃が45口径だったなら……」という但し書きが付くこと、ないなら作っちゃえとばかりにジェフ・クーパー自身がプロデュースした10ミリ版CZたるブレンテンが大コケしたことは知っておいて欲しいです。まあブレンテンがコケたのは初期不良が多かったり販売会社体力がなかったりしたせいで、CZには何の罪もありませんけど。
……いやねえ、ほんとに「信者」としか言いようのない人を昔知ってたもんで……ねえ^^;


さてトイガンですが。
付属マニュアルに列記されているバリエーションモデルから推測すれば、このセカンドバージョンはセカンドの中でも前期型に当たると想定されます。ハンマーがリングハンマーでなく、グリップがプラなのでコマーシャルモデルという解釈でよいのでしょう。「スライドがフレームを挟む」のではなく「フレームがスライドを包みこむ」形のデザインはガバに慣れてると凄く新鮮です。この仕様に伴ってスライド後部の高さがガバ等に比べて低いので、ややスライドを引きづらい感はありますが、慣れればなんてことはないですね。
それと驚いたのがグリップのフィッティングの良さ。よく「人間工学に基づいて〜」なんて記述を見かけますが、このCZはメインスプリングハウジングが手のひらにしっくりと馴染むので、握ったときの感触がとても良いです。このへんは実銃でも同じフィーリングなのか調べてみたくなります……まあ実銃ではこの部分は金属なんでしょうが。
購入したのが展示品ということもあるのか、オイルが飛んでいるらしくややスライドとフレームの抵抗が大きい……って昨日もこんなこと言ってたような^^; まあお手入れしてあげれば程よい感じになると思います。この状態でもブローバックは快調で、スライドの戻りもスライドストップを解除した際に気になる程度ですから問題ないでしょう。


ただ。
グリップがあんまりにもプラなのはどうかと^^; ここだけなぜかツヤありのプラグリップなんですよねえ。せめてラバーグリップ、できれば木グリに替えてあげたいところです。まあキャロムショットのCZ用木グリはカタログ落ちしちゃってるから中々手に入らないのかもしれませんけれど……マルベリーフィールドのはちょっと違うんだよなあ。深みのある色合いのグリップが好きなので。
ただグリップ換えるとせっかくのグリップフィールが失われるような気もして怖いんですが……まあ来週辺り探しに行ってみて見かけたら考えますよ。


しかし「CZはどうも……」なんて言ってたのにやっぱり買っちゃうと好きになりますわ。
初期型をもう一丁、というのは流石に止めるとしても(あ、マルイのエアコキなら安価でいいかも)、形が似てる銃……何故かモデルアップの少ないFNハイパワーとか新製品が安く出たばかり(で、故障も直ってると嬉しいんだけどな〜マルシンさん)なP210とか、欲しくなってきちゃうから困ったものです。


そういえばインフィニティですが、ようやく通常分解できました。スライドストップが硬かっただけみたいです。もともと押し出しにくい形状をしているので難儀しましたが、なんとかなりました。
さて、元に戻せるのかどうかが次の課題です(笑


スライドを外してみるとスライド下部、フレームと接触するところにランナーの切り取り跡のようなものが残っています……
何なんでしょうね。わざと出っ張りとして残してあるのか、それともほんとにバリなのか。このフレームは全塗装ですから塗膜がフレームと擦れて剥げるのを防ぐためについているのかもしれません、現に銃口に向かって前半分だけ塗装が剥げてますし。
まあ別に動作に支障はないので、はっぱり塗膜対策と見るのが妥当なんでしょうかね。