気にはしていたけど観ていなかった「タイガー&バニー」の再放送が始まってたので観てみました。
面白いんですが・・・「シビルウォー」読んだ後だときついわ・・・


というわけで本日はアメコミ屈指の問題作? シビルウォーです。


シビル・ウォー (MARVEL)

シビル・ウォー (MARVEL)



テレビのリアリティ番組に出演していたニューウォーリアーズ。脱獄したヴィラン4名を発見したニューウォーリアーズは危険な相手と知りつつも、視聴率稼ぎのために攻撃を仕掛ける。しかしヴィランの一人ナイトロが自爆。一般市民900人余りが犠牲になる。
この事件のためスーパーヒーローへの信頼は地に墜ち、政府はスーパーヒーローに政府への登録を義務付けるスーパーヒーロー登録法の議決を急ぐ。アベンジャーズでも登録法に対する態度は2分され、アイアンマンは登録法を信頼回復への最良のツールとみなす一方で、キャプテン・アメリカは政府に管理されることに激しい嫌悪感を抱く。
アイアンマン=トニー・スタークがスパイダーマン=ピーター・パーカーを伴って登録法への賛成をアピールする一方、キャップは反対派を率いて地下に潜り、シークレット・アベンジャーズを結成。アメリカはスーパーヒーロー同士の内戦=シビル・ウォーへと突入していく・・・



「スーパーヒーロー同士が敵味方に分かれて真っ向勝負」という図式は別に珍しくもなんともありませんが、「シビル・ウォー」が異質なのはどちらの主張にも一理あること、そしてエンディングを迎えてもなおすっきりしない感たっぷりなことでしょうか。もちろんこの話は「すっきりしない」のが正解ではあるんですが。
大規模クロスオーバーなのでキャラが多すぎて誰が誰やらな感はありますが、やはり見所はキャップの心情ですかね。トニーはビジネスライクに割り切りすぎててむしろ悪役に感じられちゃったかな。まあビジネスマンでもあるトニーが登録法に賛成するのも、かつて政府に背を向けたこともあるキャップが反対派のリーダーになるのもすんなり理解できるのですが、ビッグネームの中では一人だけ状況楽しんでないかと、いや色々と苦しんでる描写はあるんだけどどう考えても一人だけキレてるよな、ってのがMr.ファンタスティックw 戦力になるのはわかるけど、かつての仲間にソーのクローン差し向けるとかもう正気じゃないだろ^^;
ファンタスティック・フォーの個人誌は出版にも恵まれてないので読んでないんですが、最近は宿敵たるDr.ドゥームのほうが人格者じゃないかとまで言われてるそうで、この話だけ読むとそうなのかもなぁって思っちゃうなあ・・・


さて今月から来月にかけては続編たる「デス・オブ・キャプテンアメリカ」も刊行されるそうで、こちらも楽しみです。
まあ結末どうなるかは知ってますけどね・・・